第19回九州放射線医療技術学術大会の大会長を務めます宮崎大学医学部附属病院の小味昌憲と申します。
日頃より、日本放射線技術学会九州支部ならびに九州地域放射線技師会の活動にご協力いただき誠にありがとうございます。
放射線技術学は近年の医療において大きな役割を果たしています。画像診断と放射線治療の進歩は著しく、AI や Deep Learning といった言葉もそれほど珍しくなくなってきていますが、その基礎となるのは放射線技術学であり、様々な学問がこれを彩っていると言えるでしょう。これまで多くの先達が放射線技術学を牽引されてきたことを考えますと、私たちが提供する技術は調和と進歩のうえに成り立っているように思います。そのような思いから大会テーマを「放射線技術学の調和と進歩」とさせていただきました。
最近の国際情勢や社会を見ますと、明るいニュースはあまり無いようですが、日本の日向(ひなた)と呼ばれる温暖な気候である宮崎県での開催こそ、私たちのパワーを発揮できればと思いますし、医療の現場で活躍されている診療放射線技師のみならず技術者や研究者、将来を嘱望される学生などが一体となって議論するこの学術大会のイメージは、調和をもって集い、新たな技術の進歩を遂げていくというイメージであり、大会テーマに合致していると思います。
プログラム内容としては、一般演題発表の他、特別講演・シンポジウム・教育講演、ランチョンセミナーおよびライブセミナー、実行委員会企画を予定しておりますので、是非とも多くの方々にご参加いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。