演者の皆様へお願い

 ・口述発表の方

  ・個人情報保護法について

 ・利益相反(Conflict of Interest)の有無の公開について

 ・発表会場内において

 研究発表を行う時の倫理問題について


【口述発表】

倫理委員会、プログラム委員会では、抄録内容はもちろん演題名も含めて審査を行っています。発表前に「内容が抄録と一部異なります」との前置きをする行為は、演題の採択が取り消される可能性を含んでいます。発表者はこれらの行為が倫理的に反することであると認識し、発表者としてのマナーを遵守していただきますようにお願いします。

 

1. 当日受付から発表までの流れ

1)総合受付で受付登録を済ませた後、当該セッション60分前までに、PC受付にて動作確認を行って下さい。 1日目の第1セッション発表者は、総合受付を行う前に近くの実行委員まで申し出てください。尚、登録された発表用Powerpointファイルは、発表終了後、実行委員会が責任を持って削除します。

2)混雑を避けるため、原則として当日発表の演題のみ受付けます。ただし、11月20日(日)朝一番のセッションに関しましては、前日11月19日(土)の午後より受け付けます。

3)受付後のPowerPointファイルの変更は出来ませんのでご留意ください。

4)当該セッションの20分前までに、次演者席にお着きください。

2. 発表方法

1)発表時間は7分、討論時間は3分です。(時間厳守)

2)スクリーンは、全会場とも横一面映写のみとなります。(二面映写、縦映写不可)

3)発表用PCはWindows10を使用します。また、会場での使用PCの解像度はXGA(1024*768)で映写いたします。

4)発表時のPowerPointの操作(画面切替など)は発表者が行ってください。

5)発表者ツールの使用はできませんのでご注意ください。

3. 発表データについて

 1)全会場、USBフラッシュメモリーのみの受付とします。

 2)発表データは、Windows10作するPowerPoint2013、2016以降のバージョンで作成してください。

 3)USBフラッシュメモリーに保存する際は、今回発表のファイルのみ保存して下さい。なお動画ファイルがある場合は同一フォルダ内に入れてください。

 4)発表データは、最低でも2つ以上のメディアに入れてお持ちください。又、必ず事前に最新のアンチウイルスソフト等でウイルスチェックを行ってください。

 5)今大会は、Macintoshでの発表は受け付けません。WindowsPCにてPowerPointのレイアウトおよび文字化けの有無を確認してください。

 6)フォントはOS標準のものをご使用ください。レイアウト崩れおよび文字化けを防ぐために、Windouws10標準フォント 游明朝体・游ゴシック体は使用しないでください。

上記以外のWindouws10標準フォント(「MS・MSPゴシック」、「MS・MSP明朝」、 「Times New Roman」、「Century」)を推奨いたします。

 7)PowerPointのスライドサイズは標準(4:3)で作成してください。

4. 感染症感染予防により大会に出席できない場合

※感染拡大予防のため大会に出席できない場合は、必ず大会事務局へ予めご連絡下さい。

  1. 代理発表者が発表することが基本となります。

    • 当日、代理発表者は余裕をもって大会事務局への申し出をお願いします。
  2. どうしても代理発表者が発表できない場合、「音声付きスライドデータ」を該当セッションの発表時刻に併せて発表会場で上映します。
    • 「音声付きスライドデータ」 を11月9日までにご提出ください。
    • 「音声付きスライドデータ」の提出方法については、下記の【音声付きスライドデータの提出について】をご参照下さい。

質疑応答は、大会事務局で取りまとめ、演者及び座長にご連絡いたしますので、質問者へEmail等でご対応下さい。

 

【音声付きスライドデータの提出について】

1)提出期限 :11月18日(金)12:00まで

2)提出方法 :17thkrmt@fukuoka-rt.or.jpまでご連絡ください。

3)ファイル形式 :mp4ファイル

4)時間:①口述発表 :7分

     ②特別講演/シンポジウム/実行委員企画 :依頼時間に合わせて作成して下さい。


 

 

【個人情報保護法について】

 個人情報保護法を厳守されますようお願いいたします。データ使用の手続きや個人情報の消去などは、各所属施設の規則に則って実施してください。

 


【利益相反(Conflict of Interest)の有無の公開について】 

 発表する研究に関連して,企業等からの補助や援助を受けている場合(金額は問いません),または,応募演題に関係する企業の被雇用者が共同研究者に含まれる場合は,その事実を開示する義務があります。
 スライドの2枚目に必ず利益相反事項の有無のスライドを入れてください。
  (下の画像をクリックするとpptファイルがダウンロードされます)

利益相反事項あり   利益相反事項なし
COIyes.png   COIno.png

 


 【発表会場内において】

 発表会場およびポスター会場では、発表スライドならびに展示ポスターなどの写真・ビデオなどによる記録、および発表内容の録音を禁止いたします。

 当日、音声付きスライドデータの上映のみ、又はポスター展示のみ演題については、大会事務局へ質問用紙を準備致します。質問用紙に氏名、連絡先、質問事項をご記入の上、大会受付へご提出下さい。大会事務局が取りまとめ、演者、座長に連絡し、個別に対応頂くように致します。


 【研究発表を行う時の倫理問題について】

1.職業倫理(職場内の倫理)

通常の診療業務で、問題点や不明な点を解明(実験)し、検討(実験)結果を日常の診療に生かす場合では、その実験内容(目的、方法、解析方法、結果など)の倫理問題は、職業倫理や職場内の倫理規定で判断されます。これらのことに関しては、学会等の学術団体(以下、学会等)は関与せず、あくまでも、実験をした個人と職場間の問題となります。 

2.研究倫理  

例えば、上記の実験結果等を、学会等の学術大会で研究発表したり、論文として発表する場合には、 研究倫理の問題が生じます。また、その具体的な倫理内容の判断、つまり、倫理審査が要不要等は、学術大会を主催する学会等の倫理規定での判断となります。演題申込みをする時には、学会等が、申込み演題に倫理的な問題がないかを確認し、問題がない演題のみを受け付けることとなります。また、各学会の倫理規定は、大きな点は変わりませんが、詳細な点は異なることもあります。  

3.本学術大会での倫理問題 

下記に具体的な例を挙げます。 

1)倫理委員会等の承認が必要な場合

  1. 人(患者やボランティア)を研究対象としたもの

  2. 臨床画像を使用するもの(画像の付加情報を匿名化した場合も含む) 

  3. 臨床画像を使用する観察実験  

ROC法、一対比較法、ランク分け等を使って、人が臨床画像を観察して評価する場合など。 ROC解析等では観察者の読影能力が測定されることになり、この結果が観察者の不利益にならないことを担保しなければならない。 

  1. アンケート調査 

アンケート対象者が特定される場合や研究者とアンケート回答者間に上下関係等がある場合 (先生が生徒にアンケートを行う等)。 

2)倫理承認が不要な場合   

  1. ファントム等を使用した物理的な測定のみの場合   

  2. 臨床画像を使用しない場合  

  3. ファントム画像を使用する観察実験    

ただし、観察結果から観察者が同定されず、かつ、観察者へ研究内容を説明し承諾を得た旨を示す研究参加承諾書を取得すること。また同意を得た後でもデータの使用に関して否定できることをきちんと明示すること。 

4.倫理委員会が設置されていない場合 

施設内に倫理委員会が設置されていない場合では、その施設の責任者(病院長、放射線部(科)の責任者)の承認を倫理委員会の承認とみなします。ただし、書面として記録を残すことは必要です。      

5.責任の所在

倫理面で問題が発生した場合の責任は、基本は研究者が負います。学会等は、演題申込み時に倫理的に問題がないかの確認を行い、問題がない演題の発表を許可します。もし、研究内容に倫理問題が生じた場合でも、その責任は研究者に帰します。

研究倫理に関しては、研究がスタートする前にクリアする(必要ならば倫理委員会の承認を受ける) べきもので、演題申込み時には既に判断されていることです。

6.倫理委員会承認の明記

人(患者やボランティア等)を対象とした研究や臨床画像を使用した研究等で、倫理委員会の承認を取得している場合には、「目的」「方法」「対象」等のスライドの最下段に、倫理委員会の承認取得を明記して下さい。また、発表中に説明する必要はありません。

例:「○○病院倫理審査委員会承認(倫理××号)」、「△△病院倫理問題責任者承認(倫□□号)」など

7.観察実験での同意書の取得

観察実験では、観察者へ研究内容を説明し承認を得た旨を示す研究参加承諾書(同意書)の取得が必要です。必ず、文書で説明し、観察者から研究参加承諾書(同意書)を取得して下さい。

研究倫理に関しては、研究がスタートする前にクリアする(必要ならば倫理委員会の承認を受ける)べきもので、演題申し込み時には既に判断されていることです。